Columnコラム

ベトナム フエの魅力とIT技術力

ベトナム フエ イメージ

アジアのオフショア拠点として、2010年頃から、チャイナリスクへの懸念や人件費の上昇などを背景に、中国から東南アジアへ移行し、その中でも、ベトナムの存在感が拡大しています。ベトナム人の国民性は、勤勉、器用、向学心旺盛であり、システム開発としての適性は高く、日本人の気質との相性も良いといわれています。

ベトナムにはハノイやホーチンミンといった大都市がありますが、ここでは、ブライセンのオフショア拠点の1つ「フエ」の魅力についてご紹介します。

王朝の流れを汲む、落ち着きのある街フエ

フォーン川

フエ(Hue)は、ベトナム中部にあるトゥアンティエン・フエ省の省都です。ホーチミンあるいはハノイから、航空機で90分程度の距離にあります。
かつて19世紀の初めから20世紀半ばまで、ベトナム全土を統一した最初にして最後の王朝「阮朝(グエン朝)」の都が置かれていたことで知られています。市内には王宮や寺院、古い建物を利用した美術館などがあり、また郊外には歴代の皇帝廟や寺院などが点在しています。皇帝が暮らした「阮朝王宮」は1993年にベトナム初の世界遺産にも認定されました。

またフエは雄大な自然でも有名です。ラオスとの国境付近から南シナ海にまで通じるフォーン川(香江)は旧市街地、新市街地を大きく分けており、川を境にして違った雰囲気を楽しめます。フォーン川の美しい眺めを堪能したり、ドラゴンボートに乗って遊覧を楽しんだりと、観光名所としても人気を博しています。

街中を走るバイクの多さはベトナムの他の街と変わりませんが、その喧騒の中にも、古都の優雅な佇まいと豊かな自然をもち、街全体にどことなく落ち着いた雰囲気が漂っているのが、フエという街の特徴です。

世界遺産と活気あふれる市場

フエは観光地としても有名です。人気の観光スポットを、いくつかご紹介します。

阮朝(グエン朝)王宮

阮朝(グエン朝)王宮

ベトナム初の世界文化遺産に登録された史跡です。王朝時代の栄華と歴史の重厚さを現代に伝えています。王宮内には、中国様式の宮殿や庭園が整然と並び、さらにヨーロッパのバロック様式やベトナムの伝統的なデザインが重なりあい、独自の美しさが見られます。

カイ・ディン帝廟

カイ・ディン帝廟

グエン朝12代皇帝のカイ・ディン帝が永眠する廟です。フランス植民地時代の1920年から11年の歳月をかけて建設され、随所にヨーロッパ風の様式が取り入れられています。帝廟内部は写真や遺品、カイ・ディン帝の像などが展示されています。

フエ宮廷骨董博物館

フエで最も古い博物館です。ベトナム最後の王朝が残した8,000点を超える美しい宮廷工芸品が展示されており、玉座や皇帝の衣装をはじめ、食器や茶器類、棚などの家具、螺鈿細工で装飾された床材にいたるまで様々な宮廷遺産を鑑賞することができます。ほとんどの工芸品は宮廷工芸を専門とする職人による丁寧な作品で、世界にひとつしかない貴重なものばかりです。

ドンバ市場

街の中心部にある市場です。フエでもっとも歴史が古く、広い敷地内にはたくさんのお店がひしめき合い、賑わいを見せています。日用品や食料品が数多く売られ、周囲の散策と合わせて訪れることで、フエの日常を知るのにおすすめのスポットです。

オフショア拠点 ベトナムフエの強み

ブライセンのオフショア拠点の1つであるフエは、学園都市であり“優秀な人材が豊富”です。教育・医療・ITに力を入れており、大学が数多く存在し、人口の1割が大学生といわれています。また、古都が故に地元愛が強い人たちが多く、ホーチミン、ダナンなどでスキルを身につけてから、フエに戻って生活をしたいという優秀な人がたくさんいます。
このため、“優秀な現地学生の積極採用”と“高スキルエンジニアのUターン採用”ができ、他の大都市の企業と比べて“圧倒的に離職率が低い”ということが最大の強みです。

地元密着型・フエ市内最大の外資系IT企業

ブライセンベトナム

ブライセンはオフショアを始める前から、ベトナム フエのストリートチルドレンへのボランティア活動や、エンジニア育成を行なってきました。そこで出会ったエンジニアと共に事業をスタートして、現在はフエでトップレベルの外資系IT企業として、大学との連携など地元に密着した事業運営を行っております。

さまざまな社内イベントを開催し、スタッフの満足度向上にも力を入れており、モチベーションの向上や、多数の資格取得者の在籍なども実現しています。

優秀な人材が多く、その人材流出がないことで長期的なノウハウを蓄積することが可能なベトナム フエ。
常に安定した開発体制で、高品質なオフショアサービスをご提供いたします。

お問い合わせはこちら

オフショア開発・BPOに関するご相談 / セミナー・展示会のお申し込み / 現地視察ツアーのお申し込み など
まずは、お気軽にお問い合わせください

お電話からのお問い合わせは

ウェブからのお問い合わせは

Contact